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水 生存のために必要不可欠な無色透明の液体

水ってすごい!! 料理にとっても作品を仕上げるのに大きな影響を与える材料

お茶は

基本的に、お茶は自分が飲んできた味を記憶しているので安心するという
精神的な面がありますが
日本茶を入れる際は軟水を使用するのが良いと思います。
お茶の成分がしっかりと抽出されるので、うまみ・苦味・渋味がバランスよく出て、お茶本来の風味を楽しめます。
ただ かなり軟水(硬度が10mg/L以下)は、
苦味と渋味を強く感じるようになりますので、お茶を入れられる時の参考までに
マア、お好みですが・・・

だし

  • 昆布、かつお節、椎茸、煮干し(いりこ)などの和風だし
    軟水でだしをとると、うま味成分がほどよく抽出され、味全体に丸みのあるおいしさが生まれます。水出しにも適しています。

これは、上海の日本料理店に『だし』の取り方や、てんぷらのつゆを教えてほしいと中国のお店の経営者から依頼を受けて出向いたとき
硬水でとった『だし』真昆布と鰹節の一番だしの味に驚きました。
だし素材は日本から持参しており、ミネラルは関空で軟水を購入してましたが、ちょっとしたトラブルで荷物が遅れたために、先方のミネラルウォーターを使用してとりました。瓶に記載のミネラルの含有量も読み取ることができず使用してしまい、なんとも不味い『だし』の抽出となりました。
その後、軟水で取り直して、全員に 「ハオチー」と歓声が上がりました。
オーナーもこの味です。と
そこで、お水の事をお伝えしました。
やはり本格的な日本料理を味わうのは現地ですと.…

(塊)

肉を煮るとき、肉(牛骨スープ)(すじ肉)などからスープを作るとき
牛肉、豚肉などの塊(かたまり)肉などをじっくり煮込む料理には
硬水が向いていると思います。
硬水に含まれるカルシウムと、肉を硬くする成分のたんぱく質が結びついてアクとして抽出されます。
そのため、アクを丁寧に取ることで肉はやわらかく、澄んだおいしいスープに仕上がります。 料理用語ではミジョテと言います。
このことから、考えると、中華のスープも(鳥や豚肉の骨の部分)からとるスープに関しても硬水で、その土地の食文化と一致していることが分かります。

パスタをゆでる
パスタ料理も硬水が向いています。
パスタのデンプンと硬水に含まれるカルシウムが結合して、
麺自体にコシが出るからです。

西洋料理もやはり水との関係で成り立っていることが良くわかります。
料理をする時に、基本のことが理解できていると、
自然に美味しい料理が出来上がります。

米を炊くとき

軟水を普段通りに使用しましょう
おいしい軟水で炊飯すると、日本のお米の特徴であるふっくらと甘みのあるご飯が炊きあがります。
私は、炊飯器ではなく、ビタクラフトの4Lの鍋で
ミネラルが30種類含まれた軟水のお水でご飯を炊いて食べます。
毎日玄米ご飯です

野菜を炊くとき
軟水では
 軟水はミネラル分が少ないため、野菜の細胞壁に対する影響が少なく、
柔らかくゆで上げることができると感じます。
 硬水では
硬水に含まれるカルシウムやマグネシウムは、野菜のペクチンと結合しやすいので野菜が固くなりやすく、特に緑色の野菜(例:ブロッコリーやほうれん草)は色が鮮やかに保たれることが多いです

野菜を炊くときは、時間と火加減などで硬さの調節ができるので
わざわざ水を変える必要もないと思います。

UKの水の思い出

友人がUKに住んでいた時2005年に2週間滞在をさせていただきました。
グロッサリーストアでミネラルウォーターを購入しようとすると
ガロン単位でほとんどが販売されており、皆さまそれを大きなカートに入れて購入されます。
私は、持ち歩きように何本かまとめ買いをしたかったのですが、
大きな容器の水(ガロン単位)しかなく、500mlは殆ど炭酸水でした。
大きさより驚いたのが、全てが味付き イチゴ・レモン・ぶどう
ほんのりあまい感じの水でした。

しかし、あれから20年近く経つと変わるもので、現在2023年お住いの友人に伺うと
味付きの水も販売はされていますが、糖質のことを気にする傾向になり減りました。
それからガロン単位は自宅配達用に変わったので店頭には少なく、
500mlも多く販売され、500mL,2L、3Lも販売されているとのこと
又、お水自体の値段も安くなったとのことです。

行かなきゃわからないことも多い
noteを書くために久しぶりに友人と話せて良かった